納豆ファン

関西出身の私、荻原綾は、子供から成人になるまでのあいだに、食膳に納豆が出た記憶がありませんでした。もちろん、スーパーや店に売ってないわけではなく、しかしどちらかといえば食品棚の片隅に、小さくなって置かれてていた記憶があります。

私がまだ小さかった頃、母親が納豆と言う珍しい食べ物を買ってきました。どうやって食べるかもわからず父が、そのねぱねばしたものを箸でつまんで糸が引く様子を、私は側からながめていました。当時の私の知識では納豆は、甘納豆を意味し、父親の箸のなかでねばねばしているものも同様に、食べたら甘そうな印象を抱いてていました。

親はそれを食べましたが、一つもおいしそうな顔をみせず、もちろんそんなものを子供にも食べさせませんでした。私はいま、大の納豆好きで、一週間に何日かは必ず口にしています。子供のころの、父親の箸の中で糸をひく納豆を、食べてみたいと思った気持ちが後年になって、私を納豆ファンにさせた模様です。

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